社労士試験において過去問解くのは必須。正答率100%当たり前。
それで満足して本試験の択一を受けるとひどい点数になるわけです。
その理由を解説しましょう。今回は過去問出題率を検証してきました。
社労士試験って過去問どれだけ出題されるの?
前の記事で過去問って体感で2割か3割ほどしか出ないと言ってましたが今回ちゃんと調べました(笑)
まずは2022年(令和4年)の本試験択一です。
過去問の定義は平成24年から令和3年までの10年間です。選択式で出たものも含みます。
もちろんいわゆる焼き直しも含みます。
データはこちら
| 科目 | 過去問数 | 過去問率 | 平均点 |
| 労基 | 16/50 | 32% | 4.7点 |
| 労災 | 11/50 | 22% | 4.3点 |
| 雇用 | 17/50 | 34% | 4.6点 |
| 一般 | 9/50 | 18% | 4.3点 |
| 健保 | 15/50 | 30% | 4.3点 |
| 厚年 | 22/50 | 44% | 4.6点 |
| 国年 | 23/50 | 46% | 4.0点 |
| 合計 | 113/350 | 32% | 30.9点 |
全部でたったの32%しか出ていません。
国年以外は過去問出題が多いほど、平均点も高くなっています。
国年だけ後ろの3問に集中して過去問が投下されましたので平均点低めになっています。
大原では「易」だったんですが(笑)
一般は出ないんだから一般抜けよって意見をふまえると
34%なんであんまり変わりませんw
ちなみに過去問が正解肢の割合も33%なので
過去問正答率100%「のみ」で臨んでも23点しか取れません。合格点は44点なので21点も足りません。
絶望しますw
いかに過去問「だけ」で合格できるが勘違いかわかると思います。



約7割知らない問題が出るんですから当然この感想になって当たり前です。
またテキストも過去問中心にできてるので、テキスト過去問のみで臨むとあとは運になります。
21点を運でとればいいのです!
運でとるのはイヤ!となると選ぶ道は2つしかありません。
過去問以外が充実しているテキストを使う。
過去問で出たことない部分をいっぱい掲載してるテキストがいいです。
自ずと分厚くなります(笑)
おすすめは
フルカラーテキストの社労士講座
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アガルートです。
過去問で出てないところだけではなく、超マニアックな部分まで完全網羅しています。
驚異の合格率をたたき出してるのはすべてこのテキストのおかげ。
合格後の実務でもきっと使えます。
なんせ細かいこといっぱい載ってるのであれどうだったっけ?となっても
アガルートならほぼ載っています。
一家に一冊必要(笑)
ちなみに択一60点とったときのテキストは内緒にしてましたがアガルートです。
次はクレアール。
ここもアガルートに匹敵するほど内容が充実しています。
ただ、講義はレジュメ中心になるので、テキストは自力で全部読む必要があります。
それができれば最高のテキストに化けるでしょう。
おいおい、ゆうちゃんの大好きな大原は?という声にお応えしましょう。
大原は確かにテキストは薄っぺらいです(笑)
ただ、内容が凝縮されているのと、講義とアプトプットが最強です。
どんだけ送ってくんの?っていうくらい問題集が届きます。
大原は通学できる人は通学がいいです。自習室も最高。
自分で出そうなところを探す
結局、受験生がこんな問題知らない!ってなるのは
労基だと「基発」「コンメンタール」
雇用だと「行政手引」「Q&A」など
この辺りはテキストに載せるとキリがないので載せてこないし、
過去問で出てないところをあえて出してくるので対応が難しい。
なので自力で読むか、テキストに頼りましょう。
アガルート、クレアールはギリまで載せてくれてます。
まとめ
2022年では過去問出題率は30%台でした。次回は各科目ごとの傾向や2023年以降も検証していきます。


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