択一60点マンの私が各科目ごとの攻略法を伝授していくシリーズです。
これをマスターすれば、本試験択一は2時間ちょっとで終わり、1時間は見直しや夕食の献立を考えることができます。
選択式は労一だけは苦手なので割愛しますwww
今回は労働安全衛生法
前回は労働基準法

1. 労働安全衛生法とは
労働安全衛生法(安衛法)は、労働者の安全と健康を確保し、快適な職場環境を形成することを目的とした法律です。1972年に制定され、労働基準法の補完的な役割を果たしています。主な内容としては、事業者の責務、安全管理体制、作業環境の整備、健康管理、災害防止措置、労働者の教育などが挙げられます。
労働安全衛生法は、社労士試験でも重要な科目の一つであり、択一式・選択式の両方で出題されます。そのため、体系的な理解と効率的な学習が求められます。
2. 選択式の対策
選択式試験では、法令の条文や重要な用語に関する穴埋め問題が出題されることが多いです。対策として、以下の点に注意しましょう。
(1)頻出条文の暗記
過去の選択式試験を分析すると、以下のような条文が頻出しています。
- 第1条(目的):「労働者の安全と健康を確保し、快適な職場環境を形成すること」
- 第3条(事業者の責務):「事業者は労働者の安全と健康を確保するために必要な措置を講じなければならない」
- 第66条(健康診断):「事業者は労働者に対し、雇入れ時および定期的に健康診断を実施しなければならない」
これらの条文は、文言そのものを覚えることが重要です。
(2)キーワードの確認
選択式では、「労働者」「事業者」「衛生管理者」 などの用語の違いを正しく理解しておく必要があります。また、「ストレスチェック制度」「特別教育」「健康診断」などのテーマも押さえておきましょう。
(3)過去問の演習
過去問を解くことで、どのような形式で問われるのかを把握できます。直近10年分の選択式問題を重点的に復習し、出題傾向をつかむことが重要です。
(4)想定問題
事業者は、高圧室内作業その他の労働災害を防止するための(A)を必要とする作業で、政令で定めるものについては、「都道府県労働局長」の免許を受けた者又は都道府県労働局長の登録を受けた者が行う「技能講習を修了した者」のうちから、厚生労働省令で定めるところにより、当該作業の区分に応じて、作業主任者を選任し、その者に当該作業に従事する労働者の指揮その他の厚生労働省令で定める事項を行わせなければならない。
1.管理 2.技能 3.知識及び経験 4.技能及び経験
答えはまとめに。これいつか出そうな気がします。
3. 択一式の対策
択一式試験では、細かい知識や事例問題が問われることが多く、選択肢の中から最も適切なものを選ぶ形式です。対策として、以下の点に注意しましょう。
(1)条文・施行規則の理解
択一式では、法令だけでなく施行規則の細かい部分も出題されることがあります。特に以下の分野はよく出題されるため、重点的に学習しましょう。
- 安全管理体制(安全管理者、衛生管理者、産業医の選任要件)
- 健康診断の実施義務(定期健康診断・特殊健康診断の対象と実施頻度)
- 作業環境測定の基準(粉じん・有機溶剤・騒音などの管理)
(2)過去問を徹底的に解く
択一式では、過去問の類似問題が出ることが多いので、10年分程度を繰り返し解きましょう。その際、単に答えを覚えるのではなく、「なぜその選択肢が正しいのか、間違っているのか」をしっかり理解することが大切です。
(3)判例・実務的な視点の習得
社労士試験では、法律の知識だけでなく、実務的な視点が求められます。たとえば、労働災害の判例や事業場での安全管理の実例を学ぶことで、問題の理解が深まります。
4.語呂あわせ&数字対策
■総括安全衛生管理者の選任(常時100人以上の事業場)
林業、鉱業、建設業、運送業、清掃業
→「りんこうけんうんせい(輪行券運勢)」
または、キングダムの輪虎を使います。
100人将で総管の輪虎が、剣を運んで政に届けてる映像をイメージします。
せいは製造業ではなく清掃業がポイントです。
高層ビルの外側の窓ふきは超危険とイメージしましょう。
■職長等教育の対象業種
1)建設業
2)製造業
3)電気業
4)ガス業
5)自動車整備業
6)機械修理業
これは単純に「静電気が事件」と覚えます。
・事業者は、常時50人以上「又は」常時女性30人以上の労働者を使用する場合は、「休養室又は休養所」を男性用と女性用と区別して設けなければならない。義務
・ 事業者は、労働者を常時就業させる屋内作業場の「気積」を、設備の占める容積及び床面から「4メートル」をこえる高さにある空間を除き、労働者一人について、「10立方メートル」以上としなければならない。
・事業者は、幅が1m以上の箇所において足場を使用する場合は本足場を使用しなければならない。ただし、つり足場使用又は本足場使用困難なときはこの限りではない。
・事業者は、労働者を常時就業させる屋内作業場においては、窓その他の開口部の直接外気に向つて開放することができる部分の面積が、常時床面積の「20分の1」以上になるようにしなければならない。ただし、換気が十分行われる性能を有する設備を設けたときは、この限りでない。
2 事業者は、前条の屋内作業場の気温が「10度以下」であるときは、換気に際し、労働者を「毎秒1メートル」以上の気流にさらしてはならない。
・事業者は、坑内の作業場について、半月以内ごとに一回、定期に、 当該作業場における通気量を測定しなければならない。
・「同時」に就業する労働者の数が常時10人「以内」である場合は男性用と女性用とを区別しない便所で足りる。
5. まとめ
労働安全衛生法は、労働者の安全と健康を守る重要な法律であり、社労士試験においても合否を分ける重要な科目にもなります。
- 選択式では、条文の正確な暗記とキーワードの理解が重要。
- 択一式では、施行規則や実務知識を含めた広範な学習が求められる。
- 過去問演習を徹底することで、出題傾向を把握し、得点力を向上させる。
労働安全衛生法は細かい部分まで問われることが多いため、時間をかけて着実に知識を積み上げることが合格への近道です。効率的な学習法を取り入れながら、しっかりと対策を進めていきましょう!
想定問題の答えは「管理」でした。
コメント