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配当金はいつ受け取れる?

株・IPO

配当金とは、企業が得た利益の一部を株主に分配するもので、株式投資の魅力の一つです。しかし、配当金を受け取るためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。

1. 配当金を受け取るための条件

配当金を受け取るには、「権利確定日」に株主名簿に記載されていることが必要です。この権利確定日の2営業日前が「権利付き最終日」と呼ばれ、この日までに株式を購入して保有している必要があります。例えば、権利確定日が3月31日の場合、権利付き最終日は3月29日となります。(今年の場合は3月27日)

2. 配当金の受取時期

配当金の支払い時期は企業によって異なりますが、一般的には以下のようになります:

  • 期末配当:​企業の決算期末(多くの場合3月末)に行われる配当で、通常、決算後2~3ヶ月後に支払われます。

  • 中間配当:​決算期の中間(多くの場合9月末)に行われる配当で、通常、その後2~3ヶ月後に支払われます。

企業によっては、四半期ごとに配当を行う場合もあります。

3. 配当金の受取方法

配当金の受取方法は主に以下の4つがあります:

  1. 株式数比例配分方式:​保有する全ての株式の配当金を、証券会社の口座で受け取る方法です。例えば、A社の株式を800株保有(B証券会社に500株、C証券会社に300株)している場合、B証券会社に500株分、C証券会社に300株分の配当金が、それぞれの証券口座に入金されます。

  2. 登録配当金受領口座方式:​保有する全ての株式の配当金を、指定した一つの銀行口座で受け取る方法です。一般的に、振込先口座は証券会社に届出している銀行などの預金口座となります。

  3. 配当金領収書(郵送)受領方式:​企業から郵送される配当金領収証を、ゆうちょ銀行や郵便局などの金融機関に持参し、現金を受け取る方法です。

  4. 個別銘柄指定方式:​保有する銘柄ごとに、指定した金融機関で配当金を受け取る方法です。

これらの方法の中で、株式数比例配分方式は、NISA口座での配当金を非課税で受け取るために必要となる方式です。

4. 配当金にかかる税金

配当金には、20.315%の税金が課せられます。これは「源泉徴収」と呼ばれ、企業が配当金を支払う際に自動的に差し引かれます。

まとめ

配当金を受け取るためには、権利確定日や受取方法を正しく理解しておくことが重要です。また、税金の取り扱いについても注意が必要です。これらのポイントを押さえて、安心して配当金を受け取りましょう。

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