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労務管理士とは?社労士との違い・仕事内容・“あやしい資格”と言われる理由を徹底解説

社労士

今日から毎週金曜日にブログ更新すると決めますた。ということで本日の記事は労務管理士とかいう謎の資格を見つけたので解説していきたいと思います。

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. 労務管理士とはどんな資格か?

労務管理士とは、一般的に民間団体が認定する民間資格のひとつで、主に人事や労務に関する基礎知識を習得したことを証明するものです。たとえば「日本人材育成協会」などが認定団体としてよく知られています。

この資格は国家資格ではなく、法的な独占業務や登録制度は一切ありません。教材を購入し、オンラインでの学習とレポート提出、もしくはオンライン試験をクリアすれば取得可能です。つまり、誰でも受講・取得できる敷居の低い資格と言えるでしょう。

労務管理士受験方法|日本人材育成協会|資格|労務管理士

資格名が漢字ばっかりだから難しいのかと勘違いしちゃった💛

労務管理士には1級と2級があり、1級を目指す場合は2級の合格後に資格者研修を受講しなければなりません。一定の成績を修めて昇給審査試験に合格すれば、1級労務管理士と認定されます。

2. 労務管理士の主な仕事・できること

実務上、労務管理士という資格で直接的にできる「仕事」は限定的です。あくまで「知識保有者」として、以下のような役割が想定されます:

  • 人事労務部門における基礎業務のサポート
  • 労働条件の確認や整理、勤怠・休暇管理の仕組み理解
  • 就業規則の届け出の準備
  • メンタルヘルス対応などの基礎知識を持った社員としてのアドバイス
  • 小規模企業での人事担当者としての基礎力補完

就業規則の届け出の準備ってなんだwww

ただし、社会保険や労働保険の手続き、行政対応、就業規則の作成・改定などは一切行うことができません。これらは社労士の独占業務に該当するためです。

そりゃそうだwできたら泣いちゃう


3. なぜ“あやしい”と感じるのか?

労務管理士が「あやしい」と言われる背景にはいくつかの理由があります:

  • 「労務」「管理士」という言葉が「社会保険労務士」と誤解されやすい
  • 「履歴書に書ける」「転職に有利」といった表現が過剰になりがち
  • 試験が簡易であり、知識の深さが伴わないまま“専門家”のように見えてしまう
  • 費用が高額で、実際の効果が不明確

実際に「社労士のようなことができる」と誤認した状態で受講するケースも散見されます。

夢見る少女じゃいられません!現実を見なさい!( `皿´)キーッ!!


4. 社労士との違いを比較

項目 労務管理士 社会保険労務士
資格の種類 民間資格(通信講座など) 国家資格(社労士法による)
試験内容 通信学習+レポート・選択式 択一式+選択式の本試験
独占業務 あるわけない 労働・社会保険の手続き
社会的信頼性 なんにもない 法的な業務独占あり
実務適用範囲 自社内や参考レベルに留まる 顧客対応・届出代行が可能

ちなみに労務管理士の登録料は20,000円。社労士の登録料は30,000円。私だったらその20,000円、NHKマイルカップに全ツッパします。


5. 資格ビジネスとしての背景

このような民間資格が多数存在する背景には、資格ビジネスの構造があります。「〇〇士」「〇〇アドバイザー」という名称で多くの講座が販売されており、その多くは実際の法的効力や専門性に乏しいものです。

「誰でも取れる」「履歴書に書ける」「自宅で学べる」という売り文句で集客し、講座費用で利益を得る仕組みです。これらの民間資格があたかも国家資格のように装われることで、「知識ゼロ→プロフェッショナル」という錯覚を生むのです。

私みたいな紳士で純粋でエレガントやとすぐ騙されるわ


6. 労務管理士を取得する意味はあるのか?

労務管理士という資格自体を否定するわけではありません。以下のような目的であれば意味があると言えるでしょう:

  • 初めて労務に触れる人が、体系的に学ぶきっかけとして
  • 転職の面接時に「人事・労務に関心があります」という証拠に
  • 人事部での研修教材や、新人教育の一環として

ただし、資格そのものに「実務で即通用する力」「法的な権限」があるわけではないため、期待値を過剰に上げることは避けるべきです。

 

8,000円から取れるので初めての人向き。でも合格して登録したら毎月1000円の永遠ローンが始まります。年払いにしたら10,000円になるので良心的♪

ちなみに登録するとバッジがもらえます。そのバッジをつければ、クレベリンのスティックタイプと一緒で、「私は騙されやすいです」と無言のアピールができるかも。


7. 社労士試験合格者からのアドバイス

本気で「労務の専門家」として働きたいのであれば、やはり国家資格である社会保険労務士を目指すべきです。社労士であれば、顧問契約、届出書類の提出代行、行政対応、助成金の申請支援など、実際のビジネスシーンで役立つ独占業務を持ちます。

また、社労士試験の学習は法律・制度・実務の幅広い知識を要求されるため、知識の信頼性も段違いです。

もし、「労務管理士を取ったら、すぐに独立できる」「社労士と同じように仕事できる」と思っているなら、それは明確な誤解です。

労務管理士で独立できたら、もしカブトムシだったら冬を越せるくらいの生命力があります。

まとめ

労務管理士は、あくまで“学習の入り口”であり“肩書き”として使うにはやや心もとない資格です。「労務の仕事に関心がある」「社労士に挑戦する前に基礎を学びたい」という方には適していますが、実務家として活動したいなら、やはり社労士という道が本筋です。

資格の名前に惑わされず、何ができて何ができないのかを正しく見極めたうえで、自分の進む道を選ぶことが重要です。

 

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